太陽と風を感じるハサ掛け体験
先日、龍の瞳・ハサ干体験を行いました。
天候不順の為、延期していましたが2019年10月5日に開催しました。
今回の舞台は、岐阜県恵那市岩村。
農村景観日本一展望所もある、美しく懐かしさも感じる自然豊かな場所です。
龍の瞳・生産者の成瀬さん(ピンクのシャツの方)が案内してくださいました。
岐阜県恵那市岩村の田んぼは、標高も高く寒暖差の大きい農産物の栽培に恵まれた地域です。
山からミネラルたっぷりの水が直接入ってくる田んぼなど、風土と稲作についてお話を伺いました。
生産者・成瀬さんのご自宅からは、御岳山を眺めることが出来ます。
御岳山に当たって、冷たい風が吹き込んでくるそうです。
先ず始めるにあたって、弊社社長・今井隆より、なぜハサ干しが美味しいのか、説明がありました。
現在は刈り取ったお米の殆どは機械乾燥を行いますが、機械乾燥機が広まるまではハサ掛けが一般的でした。
ハサ掛けにすると茎に残った栄養や旨みが最後まで穂に行き届くと言われています。
太陽と風にさらされたお米は何とも言えない風味を好まれる方もいますが、全て手作業のため現在では希少になりました。
場所を田んぼに移し、ハサ掛けをする土台の骨組みを木と竹で組みます。
先人から伝わるハサ掛けの技を生産者・成瀬さんに教わりました。
稲をいかに満遍なく、無駄なく、風に通すか? いろんな工夫がありました。
お子さんにも出来るように、低めに干し台を設置しました。
刈り取った稲をまとめて運ぶのも大変な作業です。
天気も快晴となり、絶好のハサ干し日和となりました。
場所を生産者成瀬さんのご自宅に移しての昼食です。
古民家の趣のある建物が印象的で、玄関の内側にツバメの巣が掛かっていました。
炊き上げた龍の瞳の新米をおにぎりにして食べました。
イノシシ肉のみそ焼きです。枝付き枝豆やナスのお浸しなど地元食材・郷土料理をいただきました。
よく動いたから、お腹ペコペコです
家の前には、大きく育った立派な栗がいっぱいありました。
本当に豊かな土地であることを感じました。
龍の瞳・ハサ干し米は人気商品ですが、希少で、生産量も限られることから売切れました。
最後までお読みいただきありがとうございました。