手ほど活発に動く器官はないです。
がゆえにしわも発達しています。
しわの基本形は、親から譲られたものだと思いますが、細かいしわは変化していきます。
人間関係で悩んでいる方は、とても多いと思います。
そもそもが人は利己主義になりがちです。これは自分のDNAを守るために、遺伝子に組み込まれたものだと思います。
人間はしかし集団的、社会的な動物でもありますので、利己主義を乗り越えて「人のために尽くす」のが生きていくために「便利」だという
後天的に作られた思想があります。
楽しみとか喜びとか、あるいは豊かさとかという感情は、他人を蹴落として得られるものは一時的で、本当の意味で喜びにはつながらないと思うのです。一人勝ちを目指せば、他人がのし上がり乗り越えることは苦痛になります。
自分と第三者や関係者が嬉しい、喜ぶことを自分の喜びにつなげていく生き方が楽しいのだと思います。
手は第二の頭脳と言われます。今と未来のことが、刻まれているとしたら、無関心ではいられません。
突然ですが、石川啄木の歌に、
はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢっと手を見る
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢっと手を見る
とあります。石川啄木は、手(体)は頑張っているのだけれども、どうして?と言う社会と自分への疑問を感じたのでしょうか。石川啄木は、東京で新聞社の校正係として働いてた時は、遊興に貴重な金を浪費していたらしいのです。何ともちぐはぐではありますが、それも人間のなせる業でしょう。でもそれを知るとがっかりしますね。
どうせ働くなら楽しく生き生きと、未来を見つめていきたいものです。
私の手
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