農薬不使用、あるいは農薬散布が少ない田んぼで発生するのが、サヤミドロです。
特に耕さないで田植えを行う、不耕起栽培の田で大発生することが多いのです。
「浮遊有機物」がとても多い水田ということが言えるでしょう。
写真のブクブクはサヤミドロが出す酸素です。酸素が多いので、水生昆虫やタニシ、ドジョウ、場所によってはメダカなども大発生することがあります。またサヤミドロには窒素を固定する働きがあるそうで、農薬不使用栽培と無施肥栽培に適した藻類であると言えます。その他、太陽光を遮断するので、抑草効果が大きく、こちらも農薬不使用に資することになります。
サヤミドロの持つ肥料効果も絶大で、欠点もあり、おそのせいで何時までも葉色が落ちないという欠点もあります。使い方によっては無肥料栽培が可能になりますので、いろいろと研究したいと思っています。
ところで不耕起栽培についてですが、長らく行いたいと思っていましたが、また一時期、実際に行いましたが冬に水を張らなければならず、水利の悪いところでは実行できないという欠点がありました。
会社前の農薬不使用の龍の瞳の田んぼでは冬でも水が来ると思われますので、今年こそはぜひ実践したいと思っております。また、ドジョウなども養殖できないか検討したいです。
サヤミドロ
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