契約農家さんから、「龍の瞳を見に来て」と私の携帯に電話が入る。
私は栽培指導の責任者でもある。龍の瞳研究所長として、龍の瞳をいかに美味しく作るか、経費を掛けずに安全に作るにはどうするか、日々関心を持ち続けている。また、土壌医教会一級の試験での「指導・研究実績レポート」では龍の瞳の栽培研究として、25点満点中20点をいただいている。
農薬の販売と指導ができる「岐阜県農薬管理指導士」の資格を持ち、農家さんに必要な、農薬の知識を伝える。
農林水産省で稲の作柄の調査と取りまとめの仕事を6年間してきたので、それなりの一日の長がある。
出来上がったお米の検査をする「農産物検査員」資格も取得している。
写真は、6月29日時点の下呂市萩原町の龍の瞳である。
契約農家さんは、生育が遅れているので心配で仕方がなかったそうである。
「大丈夫ですよ。全然心配ないですよ」。農家さんが「安心しました」といきなり笑みを浮かべる。
「まだ分けつ(枝分かれ)期間は二週間もありますから」と言って、平均的な一株の茎数を数えると13本であった。
「ここからも茎が出るし、こっちからも茎が出てくるから、穂が出るころには18本ぐらいになっているはずです。ここに竿を立てて、観察してください」と話した。果たして5本の分けつが確保されるのか、私自身も楽しみである。
2015/6/29 の龍の瞳
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