イネカラバエという体長3~4ミリのハエがいます。
私は見たことがないのですが、黄色のハエだそうです。
イネ科雑草の葉鞘の中で越冬して、6月ごろ水田に現れます。
葉裏に卵を産み付け、幼虫が幼穂の上部を食害するのです。
龍の瞳は、イネカラバエの食害を受けやすい品種なのです。
きっと美味しいからなのだと思っています。
イネカラバエに食害された穂
1.生態 (1)年2回発生する。 (2)イネ科雑草(ヌカボ、スズメノテッポウなど)の葉鞘の内側に潜入して越冬する。 (3)成虫は体長3〜4mm程度の全体に黄色のハエで、6月中句より水田に現われる。 (4)卵は青味をおびた白色で細長く、主に葉裏の葉脈と葉脈の間に点々と産みつけられる。 (5)幼虫は小さなウジで、イネの生長点付近に食入し、傷葉・傷穂をつくる。 2.被害 (1)穂への加害は幼穂のときに行われるので、出穂と同時に傷穂がみられる。傷穂では多くの籾が空粃となり、大発生すると減収率が高い。 (2)傷穂は主に畦畔際の株に多く発生し、被害をうけたイネは全般に稈長が短かく穂長も短かい。 (3)傷穂で出穂したイネの止葉は、変色して葉先がロールしている。
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