金山町登呂瀬地区は、7戸の集落だったのですが、現在では一軒のみが居住されています。
時々帰って管理をされている家もあり、少しは生活の息吹が感じられる地区です。
友人からこの地区の利活用について相談を持ち掛けられ、以前、古民家の再生を試みた経験もあったので見学に行きました。
土蔵もあり、その作りもかなり古い感じで魅力を感じました。
地元で屋板と言われる屋根を葺(ふ)く板も無造作に積まれていました。
金山町はお茶の産地で、「下呂茶」としてペットボトルに入れて販売されています。
ところが高齢化による担い手不足で、早晩、お茶を作る人がいなくなると地元の方は心配されているのです。
登呂瀬地区を高校生の交流の場、お茶積み体験、民泊などに利用できないかと、今後考えていくことになりました。
下呂市は毎年400人の人口減が続いています。一人100万円の消費がある言われていて、一年で4億円、二年目には8億円と減少し、
14年も続くと累計で400億円以上の消費減になり、地域経済にとっては大変な事態です。
交流人口を増やす中で、定住化も進め、地域の活性化につなげたいと願うのは私だけでしょうか。
土蔵造り
屋板
地区の様子と有志の方々
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